プラセンタについて

プラセンタの成分

五大栄養素

プラセンタは、五大栄養素である脂質、糖質、タンパク質、ビタミン、ミネラルを含み、私たちの身体を作るだけでなく、エネルギーとなり代謝を活発にする等の働きをします。

成長因子

成長因子を含むことがプラセンタの最も特徴的な点です。成長因子が肌や体の細胞の新陳代謝(ターンオーバー)を整えます。

酵素類

約100種類近くの酵素が確認されており物質の消化、吸収、代謝、排泄など、生命の維持に関わっています。

核酸

核酸の働きによって正しく新しい細胞が作られ私たちの身体は健康が保たれています。核酸が不足すると細胞の新陳代謝がうまく行われなくなり老化の原因となります。

ムコ多糖

ムコ多糖の代表的なものは、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などで細胞や肌に水分を保持します。

プラセンタの効果

お腹の中にいる胎児にとって、発育や生命維持に重要な働きをしていたプラセンタは、美容や健康増進などのジャンルで効果を発揮します。 代表的なものとして、美肌、アンチエイジング、免疫力を高める効果などが挙げられます。

美肌効果

皮膚は絶えず紫外線やストレスなど様々な刺激を受けています。健康な肌は、正常な角質層に守られています。しかし、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れると角質層が壊れ肌を守ることができなくなり、肌荒れやシミ、シワを招きます。また、肌の老化の大きな原因の一つが乾燥です。プラセンタは、肌の新陳代謝を整え正常化し、肌の水分保持にも働き肌を美しく保ちます。

アンチエイジング効果

老化に伴い私たちの身体の中では、活性酸素が発生しますが、プラセンタには活性酸素を抑制する抗酸化作用があります。活性酸素は紫外線やストレス、喫煙、食品添加物などの様々な原因で発生し細胞を傷つけ老化の原因となります。特に現代人の生活環境は活性酸素が発生しやすく、プラセンタでのケアが大切と言ってもいいでしょう。

免疫力を高める効果

プラセンタに含まれる核酸や成長因子によって、免疫力を高める効果が期待されます。また、アミノ酸などの栄養素が肝臓の栄養となり免疫力を高めます。肝臓には体に入った有害なものを解毒する働きがあり、ウィルスや病原体の侵入も阻止する働きがあります。肝臓が元気になると免疫力が高まるのです。

プラセンタの種類

牛プラセンタ

もともとは流通していたプラセンタですが『狂牛病』の発生以降、厚生労働省により日本での取り扱いはなくなりました。

豚プラセンタ

一番ポピュラーで安全性も高い動物性プラセンタ。豚は一度の出産に10頭ほど産むので、胎盤の摂取量が多く、供給量が安定。一番おすすめのプラセンタエキス。
移植手術に豚の臓器が使用されることもあり、豚の組織と人間の組織は似ており、定着しやすいのかもしれません。

馬プラセンタ

サラブレッド、血統付きの馬の胎盤から抽出。馬は一度の出産に必ず1頭しか産まれない。そのため胎盤の摂取量が低く、プラセンタエキスは高額になりやすい。「馬力」「サラブレッド」からの言葉のイメージで「豚より効く」という売り込みを見かけるが、はっきりとしたエビデンスはなし。

羊プラセンタ

ヨーロッパや北米で人気の高い羊プラセンタ。スイス最高級エステのアンチエイジング治療が黒羊の胎盤の点滴だったとか…。狂牛病以降、日本ではみかけなくなりました。

ヒトプラセンタ

美容クリニックで『プラセンタ注射』に使用されるのがヒトプラセンタ。日本で認可を受けているのは更年期障害に使用される「メルスモン」と肝機能障害に使用される「ラエンネック」の2つのみです。注意点としては注射を打つと献血ができなくなります。
ヒト由来のプラセンタは医療の現場でのみ使用されています。ヒト由来のプラセンタを原料としているのは医薬品のみになり、ドラッグストアやインターネットでは購入できません。

海洋性プラセンタ

魚卵を包んでいる「卵巣膜」という部分を「海洋性プラセンタ(マリンプラセンタ)」と呼んでいます。鮭で言えば筋子の表皮の部分ですね。お察しの通り『胎盤』は存在しません。アミノ酸は含まれますが『成長因子』は得る事が出来ません。

植物性プラセンタ

植物も胎盤は存在しません。植物の「胎座」という部分を使用したものを植物性プラセンタと呼んでいます。アミノ酸は含まれますが『成長因子』は得る事が出来ません。
あまり一般的でなく、珍しいものではありますが、大豆やメロン、アロエなどの胎座(動物でいう胎盤にあたる部位)から抽出されたものもあります。

 

プラセンタは安全な成分です。ですが、世の中何事も‘絶対’ということはありません。
プラセンタに対するアレルギー反応を起こす方もまれにいらっしゃいます。
あれ、おかしいなと思ったときには、直ちにご使用を中止してください。

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