鉱物油とはどのようなものですか?
鉱物に属する石油から得られる油です。古くから、鉱物油と呼ばれていますが、鉱物でできているわけではありません。
全成分表示では、ミネラルオイル、ワセリン、パラフィン、流動パラフィンなどと表示されます。
石油から得られる半固形状のものとしては白色ワセリンがあり、医薬品の軟膏にも使われています。
石油は、本来、石炭や琥珀のように、地下で長い年月をかけ変化した自然なものです。
鉱物油が肌に悪いというイメージがあるのは、以前、不純物を多く含む鉱物油を配合した化粧品があったためであるとも言われています。しかし、現代では精製技術が格段に進歩したため、化粧品で使用している鉱物油は、十分精製されており、安全性が高く、安心してお肌などに使用していただけます。
合成された成分よりも、天然成分のほうが安全なのですか?
天然・自然のもの、植物由来は安全で、合成は肌に良くないとイメージする方がいらっしゃるようです。
しかし、かぶれを引き起こす「うるし」のように、天然成分のなかにも明らかに危険な成分があります。
同様に、合成成分にも危険なものはありますが、原料に含まれる成分の詳細がはっきりしていないものが多い天然成分と比べて、合成成分は詳細がはっきりしています。
そのため、「肌によくない成分を取り除く」という点では、合成成分のほうが安全性が高いと考えられます。
化粧品に配合されている成分は、すべて厳しい安全性の確認が行われたものです。
天然成分、合成成分にこだわらず、安心してお使いください。
界面活性剤の役割と肌への影響は?
界面活性剤は数百以上の種類があり、さまざまな用途で使われています。私達の生活の中では、例えば「乳化剤」とも言われ、アイスクリームやチョコレートなどの食品にも使われています。
マヨネーズも卵黄中のレシチンが「乳化剤」の役割をしています。
化粧品に使用されている界面活性剤は、厳しい安全性テストをクリアしたものだけを使用していますので、安心してお使いいただけます。
界面活性剤は、有用な成分として多くの化粧品に配合されています。
化粧品の基本成分である、油性成分・水性成分・粉末成分は、互いに混ざらない性質を持っています。
これを均一に、しかも安定的に混ぜ合わせるために重要な役割を果たすのが、界面活性剤です。
同じ成分でも、化粧品と医薬部外品の全成分表示名称が異なる場合があるのはなぜですか?
化粧品の全成分表示は厚生労働省で義務付けられており、原則として、日本化粧品工業連合会が作成する「化粧品の成分表示名称リスト」を用いて記載するとされております。
一方、医薬部外品の全成分表示は、日本化粧品工業連合会の自主基準として行われており、原則として、厚生労働省に薬事申請した名称で表示することとされております。
従って、同じ成分でも化粧品と医薬部外品で異なる名称になる時があります。
化粧品の成分は、記載する場所や順番が決まっているのですか?
化粧品の全成分表示の記載方法や場所は医薬品医療機器等法(旧:薬事法)で決められており、当社では商品の箱の側面、あるいは台紙の裏面など、商品を手に取った時にすぐに目につくところに書いています。
成分の記載方法は、配合量が多い順番で記載し、着色剤は最後にまとめて表示しています。
医薬部外品については、業界ルールに基づき、有効成分とその他の成分を分けて記載しており、当社では有効成分に*印をつけその他の成分と区別して表示しています。
パラベンを配合している商品は安全に使えるの?
古くからパラベンは、商品の品質を維持するために多くの国で化粧品に汎用されてきた、安全性の高い防腐剤です。
稀に、「パラベンを配合した化粧品は肌がかぶれる」との情報が発信されていることがありますが、この場合の多くは配合されている量が多いことが原因となっています。

当店で取り扱いの商品は、厳しい安全性の基準を設けられた製品のみをご紹介しておりますので安心してお使いください。

ただし、人によっては稀に肌に合わない場合もありますので、そのような場合には医師に相談することをおすすめします。

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